ShopifyとAmazonって結局何が違うの?

2021.02.19

いまや、Shopifyの勢いが止まりません。数多くのショップがShopifyへの参入を始めていますが、数あるECサイトの中で、なぜShopifyは伸びているのでしょうか。

ShopifyはAmazonキラーになるのではないかとも言われていますが、そもそもAmazonとの違いは一体どこにあるのでしょうか。今回は、ShopifyとAmazonの違いについてご紹介します。

ShopifyとAmazonの違い



私たちになじみのある大手ECサイトと言えば、どのようなサイトを思い浮かべるでしょうか?楽天、Amazon、Yahoo、BASE、ZOZOTOWNなど様々な名前が出てくると思います。

このように消費者にとって短かな存在として浸透しているECサイト業界に最近、少し動きがありました。それは、大手企業のECサイトプラットフォームからの撤退です。日本でもニュースになったこともあるので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

私たちが知っている大手のECサイトプラットフォームは、いわばECサイトという大きな枠の中に各社・各ブランドがショップを開店しているようなものです。

そのECサイトプラットフォームから出店者が撤退する理由には、商品を出店する手数料が高く取られてしまうこと、そして商品を発送する送料についてECサイト側と出店社との運営方法が違うこと、プラットフォームの中では商品のブランドイメージや世界観が伝えられないこと、企業・ブランドが直接消費者に販売するチャネルを作ることで、消費者のデータや消費者とのコミュニケーションを得ようとしている、などが挙げられます。

例えばAmazonも一社が一手に商品を販売するシステムなので、個人商店がAmazonというショッピングモールに集まって出店しているというイメージに近いでしょう。

一方で、近年話題のShopifyは100種類以上のショップデザインテーマの中から好きなものを選び、開設する手軽さがあります。さらには、オプションでSNS連携・サブスクリプション連携などが追加できるというのもShopifyの強みの一つです。

Shopifyは支払い方法も多種多様です。クレジットカードしか対応できないECサイトとは違い、Apple Pay、PayPayなどキャッシュレス会計を自分好みに選べて利用できるのも顧客に嬉しいポイントなのです。

ShopifyとAmazonの違いは「裏方に徹すること」



ShopifyとAmazonの違いをもう1つ挙げるとすれば、Shopifyのシステムは裏方に徹しているということです。

Amazonの販売の仕組みは、出品者が商品をAmazonへ供給してAmazonというプラットフォーム内で販売するというのが基本です。一方、Shopifyは出品者が直接商品を販売します。

そして、Amazonのプラットフォームはデザイン・仕様・方法が全て統一されています。それをメリットとして捉えるショップもあると思いますが、Amazon内で商品独自のブランド力を強めるには、商品説明や写真を追加するしか方法が無く、ブランディングの観点でデメリットを感じているショップもあります。

Shopifyは、プラットフォーム側が仲介をせずに出品者が直接販売を手掛ける仕組みです。出品者は商品のブランド力を最大限にアピールすることが可能となり、そのためのツールとしてバリエーションに富んだ販売・広告方法の選択肢やオプション機能、一括管理が武器になるという訳です。

裏方に徹することとは、出品者がいかに自分の商品のブランド力をアピールし、他と差別化ができるかという点を徹底的にサポートしているということなのです。

ShopifyとAmazonは「違い」ではなく「協力関係」



ここまで、ShopifyとAmazonについて「違い」にフォーカスを当てて紹介してきましたが、ShopifyはAmazonとは協力関係であると言っています。

差別化を図るためとは言え、両者を完全に対立させてしまうと、既存顧客への影響や消費者への影響を考えると混乱を招きかねません。そこで、ShopifyはAmazonとの協力という部分も大切にしていると主張しています。実際に、北米ではAmazonとの連携も始まっているようなので、日本での協業も時間の問題ではないかと言われています。

現在、Shopifyは楽天と提携を結び、さらなる発展を目指そうとしています。楽天は、Amazonと違いお店それぞれがカスタマイズしたページで商品を販売しています。その部分が大きく一致しているということで連携が始まりました。

商売は、何事も競合との差別化を図ることが大切なポイント。どのように商品の特徴をアピールし、他と何が違うのかを知ってもらう必要があります。その戦略次第で、どのようなプラットフォームを選ぶべきかは変わってきます。Amazonや楽天といった大型モールと、Shopifyのような独自のカスタマイズで出店できるプラットフォームとのメリット・デメリットは出品者が判断すべきことでしょう。

Shopifyは他のプラットフォームを排除したいという訳ではなく、「企業・ブランドがひとつのプラットフォームに縛られることなく、より多くの選択肢を得てビジネスを成長させる」ための基盤を作っていこうとしているのではないでしょうか。

Shopifyは、Amazonとは違う方向性で差別化を図る



Amazonのようなモール型のECサイトは、実際のショッピングモールのように複数の商店がモール型ECサイトの専用デザイン・機能を利用し、Amazonを仲介したうえで商品を出店しています。

一方Shopifyはデザインテーマやレイアウトなども含めて、出店者がカスタマイズすることで商品のオリジナリティを存分に発揮できるECサイトであり、時代に合った広告展開・販売方法・顧客管理などが手軽に行えます。

この違いこそが、ShopifyとAmazonの大きな違いです。

Shopifyは、Amazonとは違う方向性で差別化を図り、運営していくという思いが見えています。裏方に徹し、出品者がこれまでアピール出来なかったブランド力や独自性、そして時代に合った販路の確立など新しい方向性を選択肢として提供しているのです。

対比してきたAmazonとShopifyですが、それぞれに特徴と良さがあります。モール型のECサイトでは、消費者にとっては欲しいものがなんでも手に入り、まとめ買いしやすいというメリットがありますし、Shopifyでは商品のこだわりや世界観をじっくりと知りながら買うことができるというメリットがあります。

競合ではありつつも、お互いに”良い物を提供する”という点では一致しています。消費者からすれば、どちらのショップも使いこなすことで、自分の欲しい物や素敵な物とより多く出会うことができるでしょう。今後両者がどのように連携していくのかも含めて、引き続き注目していきたいです。

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