越境ECを始める人へ!7つの注意点とShopifyの役立つ機能を解説

2021.03.22

経済産業省によると、越境ECとは「消費者と、当該消費者が居住している国以外に国籍を持つ事業者との電子商取引(購買)」のことを指します。海外ではクロスボーダーショッピングと呼ばれ、インターネットさえあれば商圏を海外に拡大できるとあって注目を集めています。

実際に越境ECに取り組む場合、どのような点に注意して準備すればいいのでしょうか?今回は越境ECをはじめる前に知っておきたいことや、越境ECの課題を解決するShipifyの機能を解説します。これから越境ECをはじめたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

越境ECを始める前に!注意点や確認すべき7つのポイント




ここでは越境ECを始める人が、準備を進めるうえで知っておきたい注意点や確認すべきポイントをまとめました。越境ECでは国内外のECモールに出店するほかに、自社ECストアを運営する手法があり、いずれを選ぶにせよ注意点や確認すべき点は同じです。

綿密な準備こそが越境ECで成果をあげるキーポイントとなります。当記事の8つのポイントをぜひ参考にしてください。

①現地の言語に対応!商品説明や問合せに備える


海外に進出する越境ECでは、ユーザーに向けて商品やサービスの概要説明などを現地の言語に翻訳します。

英語対応は必須といえますが、英語だけで足りないことも。そこで市場調査の結果からビジネスチャンスがあると思われる地域の言語を選ぶ必要があります。

新商品を続々と入荷し、更新する必要のあるECストアを運営する場合を考えてみましょう。翻訳しないと、新商品をECストアの店頭に並べられません。

英語だけでなく多言語翻訳する場合、作業量は非常に膨大なものとなります。

状況によっては、海外からの問合せへの対応が必要となることも。そのため多言語に対応したカスタマーサービスも必要です。

ときには進出する国のネイティブスピーカーへ翻訳をアウトソースしたり、翻訳代行サービスを利用したりすることも視野に入れておきましょう。

②決済方法は3パターン!為替変動に備えて通貨を選ぶ


越境ECで採用できる決済方法は、
1. 多通貨決済
2. 現地通貨決済
3. 日本円で販売
上記3パターンです。

越境ECでは為替変動も念頭におきながら、決済通貨を選ぶ必要があります。

「多通貨決済」は、なじみのある現地通貨で支払えるためユーザーフレンドリーといえるでしょう。決済代行会社は円に両替してECストアに支払うという流れです。円で取引が完結するのがポイント。

「現地通貨決済」は、ECストアのユーザーが現地通貨で支払った代金を、その現地通貨のまま受領するというもの。日本で展開している商品と販売価格を統一させる場合は、為替の変動に合わせて販売価格を変更することになります。

「日本円で販売」の場合、売上が円で入金されるため、ECストア運営側はラクです。しかし取引明細は円で記録されるので、ユーザーとしては海外旅行している感覚を覚えます。

日本円では商品が高いか安いか判断しにくいため、購買意欲に影響が出るかもしれません。購入時とクレジットカード精算時の間で大幅に為替が変動することもあるので、ユーザーに注意を喚起する必要があります。

いずれの決済方法でも、チェックアウト画面を多言語に対応させることが重要です。

越境ECストアのターゲットユーザーが、安心して購入手続きに進める支払い方法を導入することも念頭におきましょう。

なお対象国の実情に合わせて、クレジットカード以外の支払い方法にする必要性も生じます。銀行振込、代引き(COD)、デビットカードにあたる中国の銀聯(ぎんれん)カード等、対象国で人気の支払い方法の導入も検討しましょう。

③配送方法や物流の形を選ぶ


商品がどのように手元に届くかは、ECストアユーザーにとって気になるところです。

日本からの配送方法は
1. DHLやFedExなどのクーリエ便(国際宅配便)
2. 日本郵便のEMSなど(国際郵便)
から選びます。

取扱商品やユーザーの要望によって、ほかの配送方法がよい場合もあるでしょう。

なお手荒に扱われることを想定し、頑丈に梱包する技術が必要となります。

物流は越境ECの成功を左右するカギです。自社の実情に合わせて次の3つから選びましょう。

● 小さな規模で始めたいなら自社から直接配送
● 迅速な配送を目指すなら対象国に拠点を持つ
● 物流業務を外部に委託し業務に専念する

④関税や商品ごとの通関可否を調べる


輸入・輸出時に必要とされる手続きは「通関」です。この通関手続きに手間取ると、ユーザーが商品を受け取れるまでに大幅な遅れが生じます。

通関には「関税」がともない、販売する商品によっては高額になります。商品を購入したユーザーが支払う場合は、概算をお伝えしましょう。関税をストア運営側が支払いたい場合、元払いできる配送業者を選ぶことが大切です。

なお対象国に輸出できない、あるいは許可が必要な商品もあります。国際輸送では対象国や商品ごとの手続きはさまざまで、常に規制の調査や勉強が必要です。

⑤輸送にかかる日数(リードタイム)を調べる


物流の世界では「リードタイム」という言葉があります。これは各工程にかかる所要時間のことです。

商品を配送する対象国によって、輸送にかかるリードタイムは異なるため、対象国ごとに事前に調べておきましょう。ユーザーを心配させないためにも、リードタイムの把握は大切です。

⑥現地の法律にも注意を払う


中国では2019年1月1日、「中国電子商取引法(中国EC法)」が施行されました。これによりEC事業者やECモール運営者は、営業許可の取得を義務付けられています。

中国のECプラットフォームに出店あるいは、中国現地でEC事業を運営している事業者は規制の対象です。

電子商取引の世界はスピードが早いため、対象国の新しい法律にも注意を払うようにしましょう。

⑦現地の事情にあったマーケティング手法を考える


単騎で収益を目指し集客力のあるモールへの出店、あるいは長期収益を目指し独自ドメインで自社ECストアを構築するのもいいでしょう。

独自ドメインの場合は、ゼロの状態からマーケティングを仕掛ける必要があります。現地のEC事情に合わせたWebマーケティング戦略や、検索結果で上位サイトとして目にとまるようSEOにも力を入れましょう。

越境ECに便利なShopifyの5つの機能とは




ここからは、越境ECで役立つShopifyの機能を紹介します。

言語や通貨の違い、決済や配送の方法など検討すべきことがたくさんある越境ECストア作成に便利な機能が搭載されているShopify。

独自ドメインで自社ECストアを構築する際に、便利な機能ばかりです。ではそれぞれみていきましょう。

①複数の言語で販売できる


Shopifyは、ECストアを多言語化したいニーズにぴったりです。多言語化に対応したテンプレートはもちろん、翻訳系のアプリの充実ぶりも見逃せません。

有料アプリも無料アプリもあるため、アプリの特徴を比較して選びましょう。アプリならECストアを特定の言語に自動翻訳できます。

翻訳をアウトソースする手間が省けるので、翻訳コストを軽減できるのがポイント。

言語設定すれば、カート画面やストアの基本となる箇所は自動的に多言語に切り替わります。

②現地の決済方法を提供できる


対象国で人気の決済方法も用意されており、その数は100種類以上にのぼります。決済ゲートウェイサービスのリストをぜひチェックしてみてください。

ユーザーが経由するブラウザによって、チェックアウト画面で言語を自動切替する「多言語化」もできます。

クレジットカード番号を安易に越境ECストアで入力したくない、と考えるユーザーもいるはずです。Shopifyなら、世界中でユーザーの多いオンライン決済サービスのPayPalと簡単に連携できます。

③複数の通貨で販売できる


Shopifyペイメント」を利用して、複数の通貨をECストア内で有効化すれば、ユーザーは通貨セレクターから現地通貨を選択できます。

さらに地理的なロケーション、ブラウザやデバイスで使用されている言語から、ユーザーに言語と通貨を推奨する「Geolocationアプリ」も便利です。フッターに追加されたセレクターから、ユーザーは言語と通貨を選択できます。

④関税の見積もりを表示できる


ECストアユーザーが関税の支払いを負担する場合、Shopifyアプリストアで関税を見積もりできる外部アプリを探してみましょう。

アプリを利用すれば、注文に関連する関税費用の見積もりをユーザーがチェックアウトする際に表示できるのがポイントです。

関税をストア運営側で元払いにする場合は、商品代金にあらかじめ含めたり、手数料という形で別途徴収したりすることも検討できます。

⑤アプリで配送業者を比較できて海外発送に便利


Shopifyならアプリを利用することで、配送料金を比較することで配送業者の選定がスムーズに。

日本郵便に特化したアプリならShopify内で配送ラベルを作成したり、日本郵便の配送に関する料金を比較できたりします。

Shopifyなら越境ECストアを柔軟に運用できる




今回は、越境ECを始める人が知っておきたい注意点などを解説しました。越境ECを始めるのは言語や通貨、配送や関税の面で、ハードルが高そうにみえます。

しかしShopifyなら、越境ECストアの運営側やユーザーが抱えるニーズに応える機能を備えているので、この機会にぜひ検討してみましょう。

越境ECストアを運営しやすく、アプリで機能を拡張できるので思い通りのストアを構築可能です。

Shopify管理画面のUIはすぐれており、だれでも取り組みやすく低コストでECストアを始められます。シンプルでありながら、拡張性の高さがポイントです。

ARCHETYP CommerceはShopify Expert認定パートナーとして、初期導入から運用までトータルでサポートしています。低コスト&スピーディーにShopifyサイトの構築を実現できますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください!