ShopifyのTikTok連携成功事例

2021.05.28

世界175ヵ国で100万件以上のネットショップを支えているECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」。誰でもどこでも簡単にネットショップを運営できるサービスとして人気が高まっています。

新型コロナウイルスの影響もあって世界的にEC業界が存在感を強めているなか、その動きをさらに加速させるコラボレーションが生まれました。Shopifyとモバイル向けショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」が提携し、ShopifyショップがTikTokオーディエンスにアピールできるようになったのです。

そこで今回は、ShopifyとTikTokの連携に成功している国内外の事例をいくつかご紹介します。

ShopifyとTikTokの連携とは?




まずTikTokについて簡単に説明します。TikTokは10代~20代がメインユーザーになっているショートムービープラットフォームです。そのミッションは「創造性を刺激し、喜びをもたらす」こと。ロサンゼルスやニューヨーク、パリ、ベルリン、ロンドン、ジャカルタ、ソウル、東京など様々な国と地域にオフィスを構えています。

TikTokには「TikTok For Business」というサービスがあり、これは企業がTikTokやBuzzvideoなどに運用型広告を出してマーケティングに役立てられるというものです。TikTokオーディエンスは常に新しい話題や関心を探しているため、企業やブランドを自然に結びつけて「広告」の枠組みを超えたコミュニケーションを図れます。

そしてShopifyとTikTok For Businessが提携したことで、ShopifyストアとTikTok For Businessアカウントが相互に運用され、Shopify事業者が新たなチャネルを得られるようになりました。

Shopify事業者は普段使っている管理画面から動画広告を直接発信できるようになり、商品を選択してターゲット層と予算を決めるだけで、TikTok上に広告キャンペーンを作成して打ち出せるという仕組みです。こうした自動作成広告を観たTikTokオーディエンスが、Shopifyストアからすぐに商品を購入できるというメリットがあります。

またワンクリックでTikTokピクセルをインストールして接続できるため、コンバージョンのトラッキングもエンジニアに頼らず簡単に行えます。TikTokオーディエンスにアプローチするには魅力的な広告クリエイティブも必要ですが、その点も心配ありません。商品画像や動画をアップロードして自動カスタマイズされたサンプルから選択するだけで、TikTokオーディエンスの共感を得やすいクリエイティブを制作できるためです。

ShopifyとTikTokの連携は、商品の魅力をより効果的に伝え、手軽に購入してもらうための画期的なアイデアといえるでしょう。次に国内外の連携事例をご紹介します。

ShopifyとTikTokの連携事例①:Neter Gold




Neter Gold」はアメリカの家族経営ナチュラルボディケアブランドです。木製のヘアブラシや石鹸、ボディオイル、リップバーム、うがい薬などさまざまなボディケア製品をShopifyストアで販売しています。

Neter GoldのTikTokアカウントトップには「Use code “TIKTOK” to save coins!」と書かれていて、TikTokオーディエンスがお得に購入できるよう配慮されています。商品紹介の動画を観たオーディエンスがそのまま購入するのを促す工夫といえるでしょう。

ShopifyとTikTokの連携事例②:Culture Kings




Culture Kings」はオーストラリアのストリートファッション専門店です。Culture Kingsは実店舗にまずその個性が表れており、ディスプレイやBGMで視覚や聴覚を刺激するストリートファン向けの店づくりで存在感を確立しています。

TikTokでは店内を背景にしたスタイリング動画だけでなく、撮影風景や編集プロセスが直観的にわかるような動画や「ライトをかざすと色が変わるキャップ」の動画なども投稿されていて、何度も観たくなる工夫が凝らされているのが特徴的です。TikTokオーディエンスの興味をひき、Shopifyストアでの購買にうまくつなげています。

ShopifyとTikTokの連携事例③:Etoile Collective




Etoile Collective」はオーストラリアのメイクアップキットブランドです。コスメボックスやディスプレイトレイ、ブラシホルダー、リップスティックホルダーといった小物から調光可能なライトつきの大型ミラーまでさまざまな商品を扱っています。

TikTokではメイク専用スペースをつくりたくなるような動画が多数投稿されていて、TikTokのメインオーディエンスである若い世代から共感を呼んでいます。せまくて暗い場所でメイクをするときとEtoile Collective製品のミラーやテーブル、椅子を使ってメイクをするときとではメイク時間の楽しさが違うということを、うまくイメージさせるのです。

ShopifyとTikTokの連携事例④:Doe Lashes




Doe Lashes」はアメリカ・カリフォルニアのつけまつげブランドです。Doe Lashesは、TikTokを新たな顧客へブランド紹介するための「発見チャンネル」として広告利用しています。

TikTokアカウントトップには「Text “DOETIK” to 29071 for 15% off your first order!」と割引の告知が記載されており、Neter Goldと同じくTikTokオーディエンスをストアに引き込む工夫をしているといえるでしょう。

動画広告では自社のつけまつげを使ってビフォーアフターを見せたり、パッケージの可愛さをアピールしたりしています。商品が家に届いたときのわくわくを感じさせる編集の仕方は、TikTokならではです。

ShopifyとTikTokの連携事例⑤:War Paint for Men




War Paint for Men」はイギリスの男性向けメイクアップブランドです。創設者のDanny Greyは自身の幼少期に経験したいじめから外見に悩みをもつようになり、姉のコンシーラーを使ってみたことからアイデアを思いついてこのブランドを立ち上げました。

商品のパッケージやスポンジはすべて黒に統一され、日々の持ち物に混ぜてもなじむデザインになっています。TikTokではメイクに不慣れな男性でも使い方がわかるような実演動画、商品の効果がわかるビフォーアフター動画などが投稿されており、1分という短さでも魅力が伝わるでしょう。

アカウントトップには「Use code: TIKTOK15」と記載されており、TikTokオーディエンス割引も可能です。ショートムービーで興味をひき、ストア訪問・購入につながるようにしています。

ShopifyとTikTokの連携事例⑥:日本ロレアル




「日本ロレアル」は化粧品の輸入・製造・販売とマーケティングを行う日本の企業です。日本ロレアルは展開するブランド「メイベリン ニューヨーク」の新リップをプロモーションする際、TikTok For Businessを活用しました。

このプロモーションのねらいは若い世代へ新リップを周知することだったため、動画で拡散したのは「落ちないリップチャレンジ」というハッシュタグ。商品の特徴である「なかなか落ちない」ことを訴求するべく開催されたユーザー参加型キャンペーンです。

可愛く映るよう設けられたエフェクトの効果もあってか、日本国内において6日間でこのブランドエフェクトが試された総数は15万回、ユニークユーザー数でも9万人に上りました。

ShopifyとTikTokのかけ合わせで魅力アップ


今回はECプラットフォームのShopifyとショートムービープラットフォームTikTokの連携事例をご紹介しました。手軽なECと五感を刺激する動画はこれからますますビジネスを盛り上げていくことでしょう。

ARCHETYP Commerceでは、ShopifyをベースとしたECサイト構築・運用のサポートを幅広く承っております。ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。