開封率をアップさせるShopifyメルマガ

2021.06.23

世界175か国で利用されている大手ECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」。洗練されたデザインかつ機能的なECサイトを誰でも簡単に運営できることから、これまで170万件以上のビジネスに導入されています。

ECサイトを運用するにあたって大切にしたいのは、顧客との長期的な関係性構築。口で言うのは簡単ですが、日々の工夫を必要とする継続的な仕事です。そこで今回は、Shopifyメールを使ったメルマガ配信の開封率をアップさせるポイントについてご紹介します。

Shopifyメールでできること




Shopifyメール」は、Shopifyが提供しているメールマーケティングツールです。2020年4月にリリースされ、翌月5月4日から日本語版も利用可能になりました。ここではShopifyメールを使うメリットを簡単にご紹介します。

Shopify顧客データをそのまま活用できる


Shopifyメールを使うときは、Shopifyで普段管理している顧客データを利用してメールを送付できます。たとえば、顧客データのセグメントを「初回購入者」に指定して絞り込み、対象者のみにリピート購入を促すメールを送信できるのです。メルマガを送付するたびに自身で毎回セグメント分けをする手間がありません。

メルマガ配信時のセグメントは「未購入者」「購入金額」「最終注文日」などさまざまに設定できます。顧客、潜在顧客ごとに親和性の高い適切な情報を提供できるので、送り主のECサイトに対して悪印象を与えてしまうリスクを減らせるでしょう。

操作画面がわかりやすく使いやすい


メルマガ作成時の操作画面がシンプルでわかりやすいのもポイントです。ロゴ、商品、ストアカラーを自動でテンプレートに取り込むことができ、外部から写真を取り込む手間がかかりません。

またメルマガと一言で言ってもセール情報や新商品のお知らせ、ニュースレターなどさまざまな用途があるでしょう。Shopifyメールにはテンプレートが複数あるため、こうした用途に合わせて好みのテンプレートやフォント、画像を使えます。

そのほか自動保存機能が搭載されていたり、送信時間の設定機能もあったりと、メルマガ作成・送信にかかるストレスや労力を削減して効果を高められるようになっているのも特徴です。

1通ごとに反応を分析できる


Shopifyメールは、送付したメール1通ごとに開封率を確認できます。確認できる分析データには以下のようなものもあるため、顧客の行動を細かく把握できるでしょう。

● 正常配信されたメール数を表す配信率
● メルマガの購読解除をした購読者数
● メルマガ内のリンクをクリックした購読者数
● メルマガがスパムとして報告された回数
● メルマガからShopifyストアを訪れた購読者数(ユニーク訪問者数)
● カートに商品が追加されたメルマガからの来店回数
● メルマガからストアを訪問した購読者によって行われた注文数
● メルマガからストアを訪問して発生した購入金額

このようにメルマガへの反応を各項目から分析することで、よりよい配信内容・方法を試行錯誤できるようになっています。

開封率が上がる件名




ここではメルマガの開封率を上げるために必要な工夫をお伝えします。まず注目するのはメルマガのタイトル、つまり件名です。

購読者は日々膨大な情報に触れ、どのようなコンテンツを見るかの選択をしています。そのためメルマガにおける件名は「開封するかしないか」の選択を左右する重要な要素です。開封率をアップさせるために気を付けたいポイントは3つあります。

1.新鮮さをもたせる


メルマガを配信する側としては、「なるべくすぐに読んでほしい」という気持ちがあるでしょう。新商品、新サービスのお知らせや期間限定の割引情報などを送る場合が多いからです。

しかし開封率の低いメルマガには、情報に新鮮さが感じられないものが多く見受けられます。もともと興味がある商品やサービスの情報がたまたま届いたら開封してもらえるかもしれませんが、そこに期待をもつことはできません。

配信者側としては「緊急性が高く、初めて知る情報」だということを理解してもらえる件名になるよう、工夫してみましょう。たとえば「速報!」「残り〇日」「割引キャンペーンは本日まで」といった文言の挿入です。

内容にそぐわないあおり文句はかえって悪印象を招きかねないものの、本当に速報や締切間近であれば、件名にこうした言葉がないほうが不親切だと言えます。顧客にとって利益になる、鮮度の高い情報だということを感じられるような件名にしてみましょう。

2.読者との関連性を示す


読者の気持ちになってみればわかりやすいのは「自分に関係がなさそうなメルマガは開かない」というシーンです。

もちろん読者のほうも「メルマガは大勢の購読者に一斉配信されているもの」と理解はしているでしょう。しかし、それをあまりに露骨に感じてしまうと購読を解除してしまうかもしれません。逆に見れば、もし件名で少しでも「自分に関連のある情報」と思えれば、開封率はアップするということです。

「〇〇様におすすめの情報」と購読者の名前を入れる方法もありますし、「商品を購入したあなたは」「限定紹介」「〇〇歳の方だけ」といった読者の属性、関係するキーワードを盛り込む方法もいいでしょう。

誰にでも送られているメルマガではなく、自分に対して送られているメルマガだという認識をもってもらえるような工夫をしてみてください。

3.メリットを予感できる言葉を選ぶ


簡単なようで難しいのは「読者自身のメリットを予感できる」件名をつけることです。配信者側としてはついつい新商品のPRポイントやキャンペーンの規模が大きいことなどをアピールしたくなってしまうのですが、大切なのは件名を見た購読者に「自分にいいことがありそう」と理解してもらうこと。

1つずつの言葉を見直し、送り手目線の件名になっていないかを確認してみましょう。たとえば商品の販促を目的としたメルマガなら「入荷情報」より「新着!昨年人気の〇〇」といった言葉のほうが、読者自身のメリット、つまり「人気商品が購入できる」という情報が伝わります。

こうした件名に「メルマガ会員様先行!」といった言葉を添えるのも効果的でしょう。どれくらいのメリットがいつまであるのかがわかる「〇%オフ」「〇日の〇時まで」といった言葉との組み合わせも考えてみてください。

開封率が上がるコンテンツの中身




もちろん件名だけでなく、メルマガの内容が肝心です。せっかく開封してくれた購読者が期待外れだと感じないよう、内容の質も高めましょう。読者が読む価値を感じ、メルマガそして送り主のファンになってくれる可能性を高める要素をご紹介します。

言いたいことが伝わる良質なコンテンツ


読み物である以上、まず「言いたいこと」が明確に伝わらないとよいコンテンツとは言えません。

書く立場にいると忘れがちですが、購読者はそのメルマガを初めて読みます。本文がどのように展開されるかをまったく知らない状態で読む読者の姿を想像し、「ストーリーがわかりやすいかどうか」「送り手の伝えたいことが理解できるか」「そしてそもそも読みやすいレイアウトかどうか」などを検討しましょう。

情報量が豊富である


わざわざメールという形で送り、それを開いてもらう以上、情報量が適切であることが重要です。「たったこれだけのことを言うために、あんな大げさな件名を」と思われてしまわないよう、メルマガならではの情報や新鮮な情報を盛り込むようにしましょう。

ただトピックが多すぎても読者の負担になりますので、「今回は3つの情報」と決めるなどして、最後まで読み切ってもらうための配慮も必要です。

人間味があり、親しみを覚えやすい



メルマガは一斉配信のコミュニケーション手段です。新鮮でメリットのある情報を届けるために活用するという目的だけでなく、購読者との距離を縮めるという役割も意識してみましょう。

書き手の生活や価値観が垣間見えるようなコラム・編集後記を入れたり、お客様の声の紹介とそれに対するメッセージを添えたりと、方法はさまざまです。機械ではなく人間が作っているメルマガだということを感じてもらえるよう、読者にとっての「情報」を多面的にとらえてみてください。

読者のアクションを喚起する


ただ読むだけよりも、読者が何かしらの形でアクションを起こせるメルマガは、長期的なファンを作りやすいでしょう。クイズやアンケートがついていたり、クーポンやお得な企画にアクセスできるようになっていたりするケースです。

購読者がほかの購読者の存在を意識できるような工夫も考えられます。たとえばメルマガの最後に簡単な選択式アンケートを添えて、次号のメルマガでその結果を披露するというものです。参加型のメルマガを継続していくと、メルマガ自体にストーリーが生まれ、それもまた自社コンテンツを彩っていきます。

メルマガで効果的な関係構築とマーケティングを




今回はShopifyメールを使ったメルマガの開封率をアップさせる方法をご紹介しました。メルマガは顧客との長期的なコミュニケーション手段といえるコンテンツです。送った先にいる読者の姿を想像しながら、より開封されやすく継続して読まれるようなメルマガを考えていきましょう。

ほかにも配信頻度や配信時間など、気になることがある方も多いかと思います。ARCHETYP CommerceではShopifyサイト運営のサポートを承っており、マーケティング支援のご相談も可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。